転職できる薬剤師とは？実践的なアドバイスをご案内。２０１８年１０月の薬剤師転職サイト比較ランキングも。

転職できる薬剤師「転職できる薬剤師と地域包括ケア」

高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができる地域の包括的な支援・サービス提供体制を「地域包括ケア」といいます。

２０２５年の超高齢社会を目途に、国の政策が進められています。

この中での薬剤師の役割を一言で表すと、薬局から外へ飛び出したときの役割といえます。

現在行われている在宅医療業務をさらに強化する必要があります。

在宅における服薬状況のチェック、投薬薬剤の治療効果の判定と副作用出現についてのモニタリング、服薬コンプライアンスを高くするための工夫、残薬の確認と医師へのフィードバックによる残薬の削減、医師だけでなく福祉関係者を含めた他職種への効果的なフィードバックなどがあります。

これらの薬剤師業務をフォローするために薬局の役割も変わらなければなりません。

薬局を訪れる患者だけを対象とした調剤中心の業務から、在宅医療を積極的に行い医療材料や衛生材料、要指導医薬品・一般用医薬品などの供給や健康な生活を維持するための情報拠点としての役割も重要になってきます。

病院では医局、薬局、ナースステーション、医事課などが患者を中心に機能していますが、それをそのまま地域社会に当てはめればわかりやすいと思います。

地域の診療所、保険薬局、訪問看護ステーション、地域包括支援センターなどが患者を中心として取り巻いて支えていくことになります。

よって薬局は他職種との連携を考慮に入れた経営をすることが重要です。

それは他職種のニーズを把握して、それに対応するための商品の取りそろえや医療スタッフや福祉関係者に対してのわかりやすい医薬品情報の提供なども必要になってきます。

地域包括ケアにおける薬局の役割を理解し、その中核を担える薬剤師こそ「転職できる薬剤師」と言えます。

参考になさってください。

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