「転職できる薬剤師」となるための実践的なアドバイスをご案内します。
かかりつけ薬剤師を目指す人へコミュニケーション上の留意点をご案内していきたいと思います。
コミュニケーション上の留意点/2.「聞く」と「聴く」を使い分ける
アセスメントのために「聞く」ことと、患者の心配や不安を受けとめる「聴く」を使い分けていますか?
かかりつけ薬剤師にとって重要なのは、聞く・聴く力です。通常業務の中では、患者の話を聞きながらも分析・評価と目まぐるしく頭を働かせ「聞く」ことが多いのではないでしょうか。
これからは従来の「聞く」に加え、評価なく患者の気持ちを受けとめる「傾聴」とよばれる聴き方を意識して使い分けることが大切です。
患者が自分の気になることを話し始めたら、ブロッキング(自分の気持ちや解釈などが起こって相手の話をあるがままに聴くことを妨げる現象)が起こっていないかどうかをチェックして、起こしているようであれば、それを脇に置き、話を傾聴しましょう。
1.聞く
・相談内容:相手の目的が明確
・立ち位置:専門家として
・目的:情報を正確に収集する(適切な情報提供のために)
・焦点:事柄
・ブロッキング:あり(先行情報・これまでの相談体験など)
2.聴く
・相談内容:目的が不明確、取り留めがない
・立ち位置:理解(支援)者として
・目的:わかろうとする、寄り添う(相手が不安や心配を抱えている場合)
・焦点:気持ちや感情
・ブロッキング:なし(あるがままを受けとめる)
支援者は、相手をまずわかろうとしなければなりません。理解される体験を通して、安心感を感じ、ようやく自分の問題に目を向けるようになるのです。
こうしたことを理解してこそ「転職できる薬剤師」と言えます。
参考になさってください。
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