「転職できる薬剤師」となるための実践的なアドバイスをご案内します。
「私はあなたの仲間ですよ」というメッセージを相手に感じてもらうユマ二チユード(humanitude)というコミュ二ケーションスキルがあります。
認知機能が低下し「理性」で判断することが難しくなっても、比較的最後まで保たれる「感情」に働きかけることで優しさを伝える手法です。
前回に引き続き薬剤師でも応用可能な「@見る、A話す、B触れる」について紹介します。
3.触れる : ゆっくりと優しく
背中や肩、手などを手のひらを使ってゆっくりと優しく包み込むように触れます。
「背中に触れますよ」などと、あらかじめ声かけを行ってから触れます。
そして、最後に、感情の固定とよばれる「今日は楽しかったです。よい時間でした。」という声かけ、再会の約束「また来ます。」を伝えます。
本人と気持ちが通じ、「あの薬剤師さんが来るとおじいさんはご機嫌だ。」と家族にも信頼が得られれば、訪問も楽しく充実したものへと変わるでしょう。
私たちがユマニチュードから学ぶのはスキルだけではなく、相手を尊厳のある存在として認め、それにふさわしいかかわりをしていくという哲学・信条です。
忙しさに追われ、こちらの都合で見たいときに見るのではなく、相手の存在を認めることがますありきという発想です。
こちらの憶測で対応を決めたり、一方的に聞いたり、説明したりするのではなく、対等なコミュ二ケーションが成立することが必要だと信条にすることです。
参考になさってください。
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