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「転職できる薬剤師」となるための実践的なアドバイスをご案内します。

転職できる薬剤師「転職できる薬剤師と専門性の発揮」

例えば入院高齢患者の血清クレアチ二ン値が若干高く、治療薬でさらなる腎機能低下が懸念されれば、薬剤師はその可能性を医師に伝えます。

しかし、その医師は、たとえ将来慢性腎臓病(CKD)になる可能性があったとしても、治療効果が出始めており、ほかに代わる薬剤もないので、これまでの経験からギリギリまでその薬剤を使い続けたいと考えることもあるでしょう。

そのようなとき、薬剤師は安全性を重視し、使用の中止をただひたすら訴えればよいのでしょうか?

あるいは、薬剤師として問題を提示したので、それで役割が終わったと考えてよいのでしょうか?

それとも、「ほかの薬ではこの治療効果が期待できない」という医師の意見に、工ピデンスをもって代替薬を提示しますか?

過量投与にならないように血中濃度を測定したり、タンパク尿などの検査データも仔細にチェックし、看護師には副作用の初期症状を伝え、症状が変化したり、患者が異変を訴えることがあればすぐ連絡するように依頼し、医師の方針に沿いながら患者の安全を守ろうとしますか?

患者の容態病歴などによっても判断は一様でないでしょう。しかし、薬剤師が自分の専門的立場から、一般的な見解だけを伝えることでは医療チームに貢献したことにならないのは明白であり、薬剤師の職能を果たしたことにはなりません。

判断に迷うケースも多々あることでしょう。

だからこそ、患者の考えを聴き、自分の見解を伝え、他職種の意見も尊重し、十分議論を交わす中で共通の目標を見いだし、それが決まれば、その中で自分のできる最善を尽くすのが専門職であり、「転職できる薬剤師」だと考えます。

参考になさってください。

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