転職できる薬剤師とは？実践的なアドバイスをご案内。２０１８年１０月の薬剤師転職サイト比較ランキングも。

転職できる薬剤師「転職できる薬剤師とＩＣＴ化の波」

薬局におけるＩＣＴ（ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ　ａｎｄ　ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ　ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ、情報通信技術）化の波は急速な勢いで訪れています。

処方せんに印字しているバーコードを読み取ると全自動で医薬品の取りそろえから監査まで終了してしまう調剤機器が販売されました。

また危険を伴う抗がん剤の調製も安全キャビネットの中でロボットがすべて調製してしまう機器まであります。

お薬手帳も患者に持たせる手帳タイプからスマートフォンなどに情報を送るシステム（電子お薬手帳）に変わりはじめました。

インターネットの利用により最新の医薬品情報やシステムのアップデートが簡単に可能になっただけでなく、クラウド化によってデータの保守が図られることで災害時に役立つといわれています。

人間はミスをゼロにすることはできません。

このような機器を採用することは調剤過誤防止には大きな貢献となることでしょう。

しかし人間でなければできない業務は絶対に残ります。

患者との信頼関係を構築して安全な薬物治療を施すためのより多くの情報を収集することは機械ではできません。

Ｆａｃｅ　ｔｏ　Ｆａｃｅのコミュニケーションこそ最後まで薬剤師に求められる職能と考えられます。

また患者だけでなく超高齢社会を見据えた地域包括ケアでの薬局や薬剤師の役割が注目されている中、患者を取り巻く医療関係者や福祉関係者などあらゆる職種の人たちとの連携が重要になってきます。

ＩＣＴ化はその連携ツールとして利用されても、信頼関係を築くためにはコミュニケーションが欠かせません。

ＩＣＴ化の必然性を理解するだけでなく、コミュニケーションの大切さも理解できる薬剤師こそ「転職できる薬剤師」と言えます。

参考になさってください。

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