「転職できる薬剤師」となるための実践的なアドバイスをご案内します。
医療事故発生時の訴訟率は5%程度といわれています。
医療側の過失として追及される要素は
・医療の技術的な問題
・注意義務違反:安全管理上の問題
・説明義務違反:必要な説明の怠り
・客観情報の不備:医薬品の間違いなど
というサービス要素がほとんどです。
しかしそこから係争となるきっかけの要素は医療における人間関係の問題です。患者と医療者との信頼関係があった場合、訴訟率は極めて低いのです。
つまりホスピタリティ要素が足りないことが問題なのです。では「サービス」と「ホスピタリティ」の違いは何でしょう。
・サービス:一方的 / ホスピタリティ:双方向的
・サービス:対価あり / ホスピタリティ:直接的な対価なし
・サービス:マニュアル化できる / ホスピタリティ:マニュアル化できない
・サービス:すべての人が対象 / ホスピタリティ:個々によって異なる
・サービス:経済的活動 / ホスピタリティ:社会的活動
・サービス:やって当たり前 / ホスピタリティ:やらなくても大丈夫
「サービス」は「安全」を与える要素であり、「ホスピタリティ」は「安心」を与える要素といえます。
相手の心に響くのが「ホスピタリティ」です。
医療の質はサービス要素だけでなくホスピタリティ要素の存在によって向上します。
患者ひとりひとりに対しての「おもてなしの心」をもつことです。常に患者のニーズを考え応えていく、それを繰り返すことによりホスピタリティ能力が醸成され相互理解・信頼関係の構築ができるようになります。
転職できる薬剤師にはそうした理解が必須と言えます。
参考になさってください。
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