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「転職できる薬剤師」となるための実践的なアドバイスをご案内します。

転職できる薬剤師「転職できる薬剤師と痛いと言わないがん患者」

<質問>

がん患者が手術後、術後痛以外の激しい痛みをひと月以上も医療者に話せず我慢していたことがわかりました。なぜでしょうか?

<回答>

これまで「医師への遠慮」や「医師との関係悪化を恐れて、患者が言い出せないでいる」ことや「医療用麻薬への抵抗感」から痛みを訴えないと考えられてきましたが、術後痛以外の痛みを経験したがん患者176人を対象に行った調査の結果、

1.患者ががんに対する不安・恐怖のため痛みを認められない(29%)

2.患者が痛みを医師に伝えられない(16%)

3.医師が疼痛アセスメン卜を実施していない(12%)

といった、「痛くても痛いと言わないがん患者の像」が浮かび上がってきました。

つまり、がんの再発に対する不安や恐怖から痛みを認められない「否認」という防衛反応が働いていたり、「患者は痛ければそのことを訴えるはす」という医療者の思い込みから痩痛アセスメントを行わなかったり、医師の聞く姿勢のなさがその傾向を助長していることがわかったのです。

がん患者における除痛とその副作用対策には、薬剤師の存在が欠かせない時代になりました。「転職できる薬剤師」として、患者が「このごろ、手術による痛みとは違う痛さがあるのだけれど、この痛みはがんとは遣うよね?」と、担当の薬剤師に自分の不安を漏らすことができる、そんな関係づくりを目指していきたいものです。

参考になさってください。

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