「転職できる薬剤師」となるための実践的なアドバイスをご案内します。
医療チームに限らず、同じ薬局内においても、議論が共にできる環境ばかりとは限りません。また、新人薬剤師にとっては、疑義照会でさえ勇気のいることだと思われます。
最初に担当した医師の機嫌が悪く、さ細なことで怒鳴られたりすれば、それが第一印象となり、疑義照会にためらうかもしれません。
相手のうっかりミスであることが明白であっても、一方的に指摘をすると、相手は無意識のうちに抵抗感を抱くものです。
そこで「次回は気をつけよう!」と、前向きに対応してもらうには、相手に受け入れてもらえる伝え方を練習する必要があります。
まず、あなたが自分の考えを伝えるときの癖を見直してみましょう。大別して3タイプの伝え方をあげてみました。
1.一方的なけんか腰タイプ
自分の考えの正当性ばかりを主張し、攻撃的な対応をするタイプです。そのような対応により、ときには相手に自分の考えを受け入れさせるととができるかもしれませんが、柔軟性がなく建設的な話合いができない薬剤師という悪い印象が残ってしまうでしょう。
強引に見えるそうした対応の背景には、相手に否定されることや、答えられない質問をされることへの不安といった自信のなさが隠されていることもあります。
2.事なかれタイプ
何か問題に遭遇しても、できるだけ問題視しないようにします。言うべきことを言わなかったり、不当に何かを押しつけられても泣き寝入りすることで問題をやり過ごします。
この方法では問題が解決されないばかりか、自分自身が何のために仕事をしているのか、本当の意昧で働くことの喜びを感じることは難しいかもしれません。
3.さわやかな自己主張タイプ
「一方的なけんか腰タイプ」と「事なかれタイプ」のちょうど中聞に位置するのが、自分も相手も大切にした自己主張(アサーション、assertion)ができるタイプです。
相手を非難することなく、また正論ばかりを振りかざすのではなく、相手の意見に耳を傾けながら、患者にとっても、チームにとってもよい方法を見いだそうとします。
こうした薬剤師こそ転職できる薬剤師と言えます。
参考になさってください。
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